遥人(デイリー)

肩や肘の手術を経験している選手は多いが、手首の手術は、なかなかまれなケース。これまでは、周囲に相談できる選手がいたが、その相手がいなかった。「聞けないし(手首を)取り上げてる人(選手やアスリート)もいない」と不安があったのも事実だった。

春先は投球練習をすると、痛みこそないものの力が入りにくく、手首がパンパンに腫れることもあった。投げてはやめ、良くなっては投げての繰り返し。週2回、愛知の病院に通ってリハビリも続けた。苦しい時間だったが、幾度となく大きなケガを乗り越えてきた左腕は「(プレートを)入れるときの方が不安だった。去年までの方がリハビリは大変でしたよ」とめげることはなかった。