7月18日広島戦の試合前ミーティングで、阪神・藤川監督は「広島の選手、スタッフと話をするな。戦うぞ」とナインに厳命を下した。前日17日の試合で、前川が背中に死球を受けて「右肩甲骨骨折」のケガを負ったためだ。

 強力打線を擁する今季の猛虎は、厳しい内角攻めを受け、死球数が両リーグ最多ペースで推移していた。4月に近本が左手首を骨折した記憶もチームに深く刻み込まれていた。

 こうした背景から、指揮官の「しゃべるな」の指令に、義憤を募らせる選手も少なくなかった。ミーティング直後の試合では、広島の小園に死球を与え、報復と捉えられかねない一幕も。いずれにせよ、藤川監督の厳格な姿勢により、チームにファイティングスピリッツが植え付けられたのも事実だった。
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