なぜ中日は借金21まで低迷したのか? 本来は4位相当も…ピタゴラス勝率から9勝分の下振れ
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 開幕前から2026年シーズンの“台風の目”と称され、下馬評も高かった中日ドラゴンズ。しかしながら、開幕からつまずき、低空飛行が続いた。全日程を消化し、60勝81敗2分け、勝率.426という成績でシーズンを終了。順位は確定していないが、5位また6位が確定しており、6年連続のBクラスが決まっている。

 一方で、チームの各成績に目を向けると、借金21を抱えるほどの内容ではなかったことが分かる。チーム総得点478はリーグ4位、チーム総失点494はリーグ3位に位置し、得失点差はわずか−16点。中日と最下位争いを展開する広島は得失点差−90、ヤクルトは−120であった。

 野球界には得点と失点からチームの勝率を予測するピタゴラス勝率というものがある。ピタゴラス勝率は「得点の2乗÷(得点の2乗+失点の2乗)」の計算式で求められることが一般的である。

 2026年シーズンにおける中日のピタゴラス勝率は.484であった。勝敗に換算すると、69勝74敗が期待勝敗となる。得失点差から考えると、約9勝分下振れしており、今年の中日は借金21のチームではなく、借金5程度の期待値があったチームということになる。

 ピタゴラス勝率は得失点差からチームの勝率を予測するものであり、実際の勝率には上振れや下振れが生じることもある。下振れの原因は運をはじめ、救援陣の不調など、さまざまな要因が考えられるが、今年の中日は逆転負けが40度もあった。救援陣がリードを守りきれず、僅差で負ける試合が目立ったことが今年の低迷の一因となった。